ガンジーチャルカ

竹田の此処は、本日小雨です。機織りというと、やはり素材に行き着きます。子供が小さいころ、大分の山奥のおんたけ山の頂上に住んでいました。此処から、小さい子供の手をひいて、千葉県の鴨川和綿農園までガンジーさんのガンジーチャルカを習いに行ったのです。ガンジー思想にも共感しましたし、日本の和綿を絶やしてはならない、と思ったからです。ここで学んだある晩の食事会の時、ふと目の前のかたと目があい、一瞬で心が通じ合い2人が立ち上がり踊りだしたのです、以心伝心しました、そしてその晩は田畑健さんをかこんでみんなで踊りました。楽しかったですーおんたけやまに帰ってから、暫くしてから、一本の電話がありました。わたを貰って下さいとおっしゃいました、はーいと貰いにいきまして、お家に入って少しびっくりしました。本当にすっきりしているのです、まるで引っ越しでもするかのようにです。かたずいていて、部屋には何も無いのです。そのかたは言いました、自分は1人で住んでいるし、子どもも居ない、いつ死んでも他人に迷惑がかからないようにしているのよ、と綿の入った箱を沢山下さった.貰ってくれて有難うといって下さり、いつまでもあたしが立去るのを見送って頂いた。庭のまつばぼたんの花が美くしかったのを覚えている。あたしは自分が年老いてこんな風に潔くいられるかしら、と思った。それと、彼女のお家の玄関さきの扉の前にまつばぼたんが沢山咲いていて、それは庭のあちこちにもあるし、ドワの前にあるから、家に入るときにまたぐようになるのだけれど、彼女がどうしても抜けなくてねぇーと言いながら笑うので、あたしは、彼女の命を慈しむ心に触れて、なんだか清々しい気分になったのを思い出します。あたしは今も育てるのが下手くそなので、わ綿の種は生徒さんとかに育てて貰います。清々しい一日をありがとうー。

 いつも応援ありがとうございます
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手織り・機織りへ


コメントを残す