竹田の此処は
20度です
涼しい朝です
あたしは20歳の時
どうしてもこうしても「写真学校」に行きたくて
行きたくて「父」に言うと
猛反対「勝手に行けー」
で
珈琲専門店「西村」で働いていました
それまで1杯も飲んだことがなく
美味しいなんて露程も思わなかったのですが
そこのママのコーヒーはすごかった
サイフォンで入れるのですが
色見たらわかるらしく
ダメだと思ったら潔く捨てていたし
珈琲豆屋さんとは何回も喧嘩してました
「こんな豆持ってこないで」と突き返すこともあったわ
ママの珈琲を入れる横顔を見るのが大好きでした
美しい「品」があるのです
此処で今では労働基準法に引っかかる位働かさせて頂いて
何とか「写真学校」に行けたのです
恩人です
そのママは1杯のコーヒーを出すのにたまたまお店の前に
道路工事に来てた「警備員」の方
多分「真っ黒」だったから交通整理のおじさんだわ
その方に「何やコレ-」っていつもいつも
怒られて「育ててもらったって」いうてはった
おじさんは「工事」の場所がかわっても
仕事帰りによられていて
あたしにはママは「神さん」が来はった
っていつも言うてた^^
1杯の珈琲でこんな昔をおもいだした^^
ありがとう「朝珈琲」
ママはカウンターのお店なのに「お話が苦手で」
珈琲入れたら静かに片隅で「本」を読んでた
カウンターには「おじさんばかり」
明らかに「ママ」目当てで
スズメみたいに
1杯の珈琲でゆっくりしたはった
あたしは「大学で」
養護教員の資格を持ったのに
カメラマンになりたくて
学校行って
それからも
インドいったり
いろいろしてて
今はさをり織り」
会いたいな
ママ
多分あたしくらいの年齢で20歳のあたしに「温かい眼差し」
をいつも向けてくれたんだ
ママの「1句」
「アルバイト、四角い店を。丸く履く」
っていうてたわ^^
長々とありがとう
今日は宮砥工藝舎オープンです
「吉祥寺珈琲」
です^^