田舎暮らしの家探し

竹田の此処は本日マイナス7度です。きのうは夕方春のような陽気で、あたしの好きなアネモネが咲きだしました。今友達が南阿蘇方面の移住を考えています。そういう事があると、自分の田舎暮しの移住の時の事を思い出す。別府に住み、そこから家探しするとき、清川村の方を紹介された。その方だけを頼りに、一年待った。本来ならあたしの側でも、あちこち探して、ーあーすみませーん他に見つかっちゃってーと言えばいいのに、そういう事が出来なかった。頼んだかたに失礼だと思ったんだ、不器用な人間です。で、頼んで一年経ったある日、電話があり、良いところ有りましたーの話に、飛んで行きましたー。お会いすると彼は2件あるという、まず一件目、車から降りもせず、あー此所はいいですー次いきましょう。と言いました。そこは、部落のど真ん中、とても作品作りを静かにやれそうも無い感じ。そう言うと彼は、次のは、無茶苦茶良いところですー気にいりますよーとの言葉。心はわくわく、車はどんどん山奥へ、細い道もどんどん入る、心臓は高なる。ドキドキする。ついに理想の大地かーと想ったその時、2件目の家の前、震えるえる手でその家の扉を開けた瞬間、ガーン、目の前の土間には竹がニョキニョキ、家の天井には蝙蝠、おまけに何やら、向こうに山肌が見える、そうなんですー京都の太秦映画村のような家で、正面だけが美しいセットでした。あたしは静かに扉を閉めて、一言、先程の家にしますーで何年かそこに住んで、その後あの映画のセットの近くに住むようになる不思議。これも何かの御縁でしょうか、しかし今から考えると、いきなりの集落も大変だったけれど、お陰で、ここで沢山の方と知りあったり、田舎の習慣にも馴染めた、人生無駄はありませんねー本日も無駄なし良い一日です。

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